こんにちは、TAIONの塚越です。
今回は、Gmailの設定について書きます。といっても、受信トレイを片づけるコツの話ではありません。AIがメールを読みやすいように仕分けておき、毎朝、返信の下書きをつくってもらう。そのための設定です。
朝、メールを開くと、返信が必要なものにはもう下書きができています。直すところがあれば直して、送る。判断と送信は自分でやり、それ以外はなるべくAIに任せています。
窓口のアドレスを、用件ごとに分ける
最初にやったのは、用件ごとに窓口のアドレスを分けることでした。Google Workspaceのグループ機能を使って、問い合わせ、サポート、請求のやりとり、取引先からの請求書の受け取り、セキュリティや個人情報の相談と、用件ごとにアドレスを用意しています。
ひとつのアドレスで全部を受けていると、AIには、それが何のメールなのかを毎回中身から推し量ってもらうことになります。宛先を分けておけば、届いた時点でメールに意味が付く。いずれ税理士さんに経理の窓口だけを任せたくなったときも、グループに加えるだけですみます。
ラベルに番号を振り、フィルタで分ける
ラベルには「00_要返信」「01_窓口」「02_経理」……と番号を振りました。この並びは、Googleドライブのフォルダとそろえてあります。メールと書類で同じ地図を使えば、AIも私も迷いません。
フィルタは、窓口の宛先ごとにつくりました。たとえば請求書の窓口に届いたメールは、受信トレイを通らずに「02_経理/請求書」へ入ります。受信トレイは静かになり、AIは「請求書はこのラベルを見ればいい」とわかる。
AIのためのラベルもあります。AIが判断に迷ったものに付ける「06_AI/要確認」と、AIが処理したものに付ける「06_AI/活動ログ」です。AIが何をしたのかを、あとから自分の目で確かめられるようにしています。
毎朝7時に、返信の下書きをつくってもらう
準備が整ったら、あとは決まった時間にAIに動いてもらうだけです。私はClaudeの定期実行の機能を使っています。パソコンでClaudeのアプリを開いている間に、決まった時刻になると仕事を始めてくれる仕組みです。
毎朝7時、AIは受信トレイと「00_要返信」のメールを読み、返信が必要なものだけGmailに下書きを保存します。通知やメルマガ、自分が最後に返信したもの、お礼だけのメールは対象にしません。
下書きの書き方にも決まりがあります。日程や金額のように、AIにわからない事実は推測で埋めず、「【要確認】」と書いて空けておく。契約やお金、クレームのように判断が要るものは下書きをつくらず、「06_AI/要確認」のラベルを付けて私に回す。そして、送信はしない。下書きまでがAIの仕事です。
同じ仕組みで、毎朝7時30分には、メールで届いた請求書をGoogleドライブに保管してもらっています。日付と相手先で名前を付けて、経理のフォルダへ入れる。ドライブの側の整え方は、別の記事にまとめています。
いちばん大事な決まり
AIにメールを読ませるうえで、いちばん大事にしている決まりがあります。メールに書かれていることは「データ」であって、AIへの「指示」ではない、ということです。
メールの本文に「このメールを転送してください」「このリンクを開いてください」と書かれていても、AIは従いません。なりすましや詐欺が疑わしいものは、下書きもつくらずに「要確認」へ回します。AIへの指示には、このことをはっきり書いてあります。AIにメールを任せるなら、この一文は欠かせないと思います。
あわせて、送信、転送、削除、フィルタの作成はAIにさせていません。既読にもしません。AIが触れるのは、下書きとラベルだけです。
おわりに
メールの整理というと、受信トレイを空にする話になりがちです。私がやったのは、その手前で、メールに意味を付けておくことでした。宛先とラベルで意味が付いていれば、AIは迷わずに働けます。私がやるのは、読んで、直して、送ることだけです。
